糠(ぬか)床へのこだわり
まるもの糠床は、店主自らが毎日煎りあげた糠を使用し、昆布、天日塩、唐辛子、全て選び抜かれた材料で仕込んでおります。
- 煎り糠:
地元米穀店から搬入された上質の国産米の糠のみ使用しています。
異物はもちろんの事、小米(米の欠けら)などでさえも取り除くためふるい機にかけ、しっかりと糠の衛生管理に取り組んでおります。
- 真昆布:
道南産(主に函館沿岸)の昆布で、厚みがあり幅が広い昆布の中でも最高級品といわれます。
上品な甘みがあり、まろやかで澄んだ高級だしになる関西地方では特に人気のだし昆布です。
昆布には、人間の体には欠かせない栄養成分ミネラルやビタミンがたっぷり含まれています。またグルタミン酸といううまみ成分が豊富です。
まるもの糠床には、この昆布が惜しみなく入っております。
- 天日塩:
まるもの糠床には、にがりを程よく残した、海水中の成分を生かして作った風味のあるおいしい塩を使用しております。
塩かどのないからさで、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴とされています。
健康面を考えて塩分控えめにさせて頂いています。また減塩することにより、素材のもつ風味を生かすように心がけております。
- 唐辛子:
まるもの糠床のかくし味に、ほんの少量混ぜ込んでいます。
表だっては主張しませんが、味に深みがでます。
まるもの糠床には、上質な材料のみを厳選して使用しておりますが、ひとりよがりにならぬように自らを戒めております。
一番大切にしたいことは、お客様がひとくち召し上がって「うまい」と感じて頂けること、このことを最大の目標としています。
シンプルでかつ最高のブレンドになるよう日々、精進いたしております。
「美味いが一番!」 それが「まるも流」
当店では、毎日使用するだけ店主自らが糠を直火で煎りあげています。
熟練の技と勘で、一番香ばしくまろやかに仕上がるタイミングを逃さず煎りあげていきます。
この作業だけは、他の誰にもまかすことのできない店主の技の極みです。
まるもの水なす漬は、この店主特製の煎り糠で味がきまるといっても過言ではありません。
煎り糠を使用することにより、香ばしさとほのかな甘みが出、発酵がおだやかにすすみ日にちが進んでも酸っぱくなったり、どん辛くなったりすることがありません。むしろ食べ頃後半からが、まるもの糠床の本領が発揮される時期となります。
食べ頃前半の浅漬けはもちろんの事、だんだんと深く漬かっていくまるもの深漬け水なすも是非、お楽しみ下さい。